- 2021年4月25日(日) 10:00〜11:30
- リンデンホールスクール小学部 教頭 川崎恵 氏
4月25日(日)、リンデンホールスクール小学部より川崎恵教頭をお招きして「子どもの成長のための4技能英語教育」と題して子ども教育講演会を開催しました。 まず、川崎教頭ご自身の留学の経験などから得た教育論についてお話しいただきました。川崎教頭は小学生のときにはアメリカ、高校生のときにはオーストラリアへ行かれたそうです。留学経験が人生のプラスになったと話す川崎教頭は、資質を見抜いたお母様の先見の明やホームステイ先で得られた安心感や、オーストラリアで受けた励ましがあったからこそ、留学をすることやその先で頑張ることができたとおっしゃっていました。
このような経験から育てられる側の「子ども」がチャレンジすることや自信を持つこと、好きなことをすることを可能にするには、「安心感」が重要であり、それを感じさせるためには、育てる側の「親・教師・大人」が愛情をもって接することや子どもとの信頼関係を作ること、ほめること、人と比べないこと、その子をよく見ることが必要だということが分かったそうです。そのようにして、子どもの性格や、特徴をしっかり見極めて、その子に合った環境作りをすることが、大切であるとおっしゃっていました。また、育てる側が「導く」姿勢でいることや「チャンスのきっかけづくり」をすることも上記のような子どもの資質を育てるのに重要で、それが、子ども自身で夢を持ち、希望し、選択し、実行することにつながるそうです。
次に、「英語はツール」「道徳教育」「環境教育」「IB教育」という4つのキーワードから、同校の特色について、お話しいただきました。
同校ではほとんどの授業を英語で行っていますが、英語で日常会話をしたり、プレゼンテーションやディスカッションをしたりするなどして英語をツールとして使えるようになるための教育を行っています。小学部では、特にリスニング力が確実につくそうです。
また、国際社会においては、日本人としてのアイデンティティーを持つことが不可欠であるため、田植え、茶道、和食を中心とした給食などの、体系的な体験を通して、和の心を育てる道徳教育にも力を入れています。
さらに、 同校ではSDGsのこともあり、「環境」という教科を取り入れ、環境について何ができるか意見交換をしたり、絶滅危惧種についてリサーチをしたりしています。
「IB教育」を取り入れる同校では、海外の大学を志望する子どもは、その進路にあったコースを選択することもできます。「DP」や「IBCC」に対応しているそうです。
そして、本講演会では、同校には国際人を育てるための豊かな設備や海外の大学からの人材などが揃っていることも分かりました。同校では、TOEICやTOEFLで高得点を取る児童・生徒も多くいるということです。卒業生の声も聞きました。
最後に、オンラインのオープンスクールについての案内がありました。本講義は、非常に有意義な時間になりました。グローバル化が進展している現代、同校へのまなざしは、より過熱していきそうだと思わせる講演会でした。