- 2017年6月18日(日) 10:00〜11:30
- 西南学院小学校 校長 宮崎隆一 氏
6月18日(日)、西南学院小学校より宮崎隆一校長をお招きして「真理を探究する教育」と題して子ども教育講演会を開催しました。 まずは同校の特色について、公立と私立の違いに絡めながらお話しいただきました。公立と私立の違いについて、「私立だからこそ特色のある教育や時代の様相に即した教育を行うことができる」「公立だとどうしても地域のカラーに影響されてしまう」等とわかりやすく説明してくださいました。また、人智を超えた存在を認め、畏れを知ることでよりよい人間形成をすることに役立ったり、聖書の言葉が卒業後の人生にも生きてきたりするなどミッション校ならではのよさについて話していただきました。同校の小学二年生の作文も紹介していただきましたが、その内容こそが同校の教育のよさを裏付けていたように思いました。
次に同校で行われている具体的な取り組みについてお話しいただきました。知的好奇心を育んだり、学ぶことの本質的なおもしろさを気づかせたりし、教育を受けるための地盤づくりになるような取り組みやキャンプを通して協調することの大切さや上級生としての自覚を知る取り組みが行われていることについて紹介していただき、同校ならではの人間教育が行われていることが分かりました。クリスマスチャペルなどミッション校ならではのイベントや高難度の問題を解かせたり、自分の考えをわかりやすく説明させたりする「ブレインオリンピック」や自分の学びを深め広げる「学習発表会」といったイベントも行われています。
最後に私立小学校を受ける子どもを持つ保護者の心構えについてお話しいただきました。小さいお子さんはどうしてもその日のコンディションで力が発揮できないこともあるので、合格・不合格がすべてではないとお話しいただきました。 様々な角度から、学校教育や子どもの受験について話していただきました。教育に関してさまざまな問題が取りざたされる現代、同校の取り組みはこれからも注目を集め続けることを予感させる講演会でした。