- 2016年6月5日(日) 10:00〜12:00
- 麻生学園小学校 校長 福田敏雄 氏
6月5日(日)、麻生学園小学校より福田校長をお招きし、「子どもの成長のための学校教育と人間教育」と題してお話いただきました。
冒頭に、「幸せな人生」についてのお話をしていただきました。幸せを構成する要素としての家族、健康、お金。そして「自分は社会に役立っているのか」という定義。
子どもが笑顔でいられるために親ができる教育とは。
子どもはあらゆるやりとりの中で成長していきます。
子どもが生まれてから、最初のやりとりは母から子への働きかけです。その次が父からの働きかけです。
これが実は成長の仕組みになっているのです。実は育児というものは子どもを育てる中でo親が自分自身を育てていくということが大事だと強調されました。
子どもにとっての善悪については周りの大人が「これは良い」「これは悪い」と判断したものがそのまま基準になります。
本格的な論理的思考ができるようになるのは高学年になってからであり、その時養った力が社会進出に役立っていくのでしょう。
人」「モノ」「こと」の３つの柱となる環境を子どもに提供することによって子どもは成長していきます。 とは言え、与えられるものを鵜呑みにするままでは子どもの成長は極めてゆったりとしたものになってしまいます。周りの大人にとって大切なのは、子どもに与えすぎることなく的確なタイミングで背中を押すことなのです。
次に副校長から、アンケート結果に基づいた、生徒から見た同校についてのお話がありました。子ども達から見た学校は「楽しい」「先生が親身になってくれる」の他にも「自然が豊か」「山遊びが楽しい」などの解答もあったようです。
自然の中で自由に学び、遊ぶことで子ども達はますます豊かな心を身につけているそうです。
同校への通学に関しても、実はJR博多駅から約30分圏内という近さや、直行バス運行などにより、生徒の負担にはならないようです。
また、同席いただいた中村教頭は、「生徒と教師の心の繋がりを今まで以上に大切にしていきたい」と語られました。参加された保護者の方々も、ご自身のお子様を思い浮かべながら耳を傾けていらっしゃいました。新たな取り組みを始めた麻生学園への期待は高まるばかりです。
