- 2015年6月21日(日) 10:00〜11:30
- リンデンホールスクール小学部 教頭 川崎 恵 氏
6月21日(日)、リンデンホールスクール小学部より川崎恵教頭、ナッシュ先生をお招きして「子供の成長のための学校教育と家庭教育」と題して、子ども教育講演会を開催しました。
まず、川崎教頭からは、同校の大きな特色である「国語と道徳以外の授業を英語で行うイマージョンプログラムの採用」について、お話しいただきました。また、文部科学省教育課程特例校に指定されている環境教育についても、自然豊かな学校環境を活かし、力を入れられているということでした。自然や命の大切さを子どもたちが学ぶだけでなく、海外の小学校とも意見交換が行える魅力は他校にはない特色となっているようです。
また、英語だけに偏らず、道徳教育を通じて、日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ち合わせた真の国際人育成にも力を入れられています。
同校の特徴である英語教育は、英語を日常生活の手段として自然に溶け込ませているところに大きな特徴があります。「英語を教えるのではなく、英語で教える」カリキュラムは、他では得ることができない貴重な経験になることは間違いないでしょう。各教室にはネイティブの先生と日本人の先生が常駐しており、休憩時間などのコミュニケーションも英語で行われるため、子どもたちは生活の大半を生きた英語が飛び交う環境で過ごします。また、アフタースクールでは、ケンブリッジやオックスフォード大学の学生たちが、子どもたちと一緒に遊んだり宿題を解いたりと、海外の大学を身近に感じる機会にもなっています。
加えて自然環境も充実しており、敷地内の森や畑に毎日触れることで、表情豊かな人間形成にも役立っています。
毎年行われるシェイクスピア劇では、全生徒が参加する全編英語のみの劇であり、同校の一大イベントにもなっているとのこと。大人しい子もいざ本番になると役に入り堂々と演じるそうで、イマージョンプログラムの成果の一つではないでしょうか。ナッシュ先生からも現場での具体的な授業内容について実際の教材を交えての説明をいただき、保護者もたいへん納得されていました。
今年で12年目を迎える同校。川崎教頭は「初めて小学1年生から高校3年生まで揃ったことで子どもたちの成長を肌身で感じ取ることができた」と笑顔で語られました。参加された保護者の方々は熱心な表情で聴き入られ数多くの質問をだされるなど、小中高一貫教育のリンデンホールスクールへの関心は益々高まっていると感じる講演会でした。
次回の講演会も是非、ご期待ください。
次回は