- 2015年5月24日(日) 10:00〜11:30
- 西南学院小学校 校長 和佐野健吾 氏
5月24日(日)、西南学院小学校より和佐野校長をお招きし、教育講演会を開催しました。 冒頭、創立者がキリスト教の精神に基づき学院を建てた目的についてお話がありました。
私立校の特徴として、明確な教育目標が掲げられていること、西南学院の場合、「社会のために働く人間を育てる」という目的があるとご説明いただきました。
和佐野校長は「平和を創りだす子どもたちを作りたい」という教育理念の下、「命は神様からの預かり物」であり、それが「命を大切にする教育」、言い換えると「生き方の大切さを教えていることに繋がっている」ということも強調していらっしゃいました。
講演中、ある在校生が母親に宛てた手紙を紹介していただく場面がありました。その手紙には生徒の母親に対する深い感謝の気持ちが綴られていました。まさに、西南学院の教育理念である「生まれてきたことに感謝する」という考え方が、自然に生徒の考えとして表現されたエピソードでした。また、「(西南学院と)同じ考えを持つ方に入学していただきたい」というお言葉には、「学校と家庭が協力し、同じ気持ちで共に子どもを育てていきたい」という和佐野校長の強い思いが表れていたように感じます。受験生のお子さんをお持ちの保護者の方々には強く響いたようで、みなさんうなずきながら、お話を聞いていらっしゃいました。
全体を通して、和佐野校長はじめ西南学院が、何よりも子どもたちのことを第一に考えた教育をしていらっしゃることが、ひしひしと伝わってくる講演会でした。話の節々に聖書の文言を引用し、学校現場や現在世界で起こっている出来事を論じられる和佐野校長に、保護者の方々は真剣な表情で耳を傾けていらっしゃいました。
電子黒板の利活用などICT教育環境の整備、オーストラリアへのウィングツアー実施、公立校に比べて豊富な授業時間数など、学習環境面も非常に充実しています。来年、学院創立100周年を迎える西南学院に対する期待は、ますます高まっていくことでしょう。
次回以降の講演会も是非、ご期待ください。
次回は
6月21日(日)10:00〜11:30
リンデンホールスクール小学部
教頭 川崎 恵先生来校!